最大逆行幅(MAE)|FX専業トレーダーのサイト!

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最大逆行幅(MAE)

トレード手法における適切な損切りポイントを決めるのに、「最大逆行幅」を参考にする とトレードのパフォーマンスが向上する可能性があります。

 

ここでは、「最大逆行幅」とは何かという話から、その使い方までを解説していきます。

最大逆行幅とは

最大逆行幅とは、MAE(Maximum Adverse Excurusion)とも言われるもので、簡単に言えば、エントリーしてからエグジットするまでの過程でどれだけ逆行したか(含み損を持ったか)の幅(FXならpips)を見るものです。

 

 

例えば上のチャートでは、黄色い矢印でロングエントリーしてから、ある程度の含み損を持ってから含み益へと転じました。

 

この場合の最大逆行幅は以下の式で求められます。

 

|エントリーポイントの価格−最大に逆行したポイントの価格| (絶対値で求めます)

 

非常に簡単ですね。

最大逆行幅はこう使おう

最大逆行幅を効果的に使うには、エントリールールとエグジットルールが一貫していることが望ましいのですが、それらの一連のトレードの最大逆行幅を調べていくことで分かることがあります。

 

それは、適切な損切りポイントです。

 

一般的に、勝ちトレードの最大逆行幅は小さくなり、逆に負けトレードの最大逆行幅は大きくなる傾向にあります。
大きな利益の出るトレードほど、エントリー直後から利益が出てそのまま伸びていきませんか?

 

この特徴を利用して、勝ちトレードと負けトレードの最大逆行幅の統計を出してやれば、エントリー地点からどれだけ逆行したら、そこから勝ちトレードに転ずる見込みは無くなり、損切りの方向に向かいやすくなるのかが分かるようになるのです。

 

もし勝ちトレードと負けトレードを分かつ逆行幅が分かれば、その逆行幅を損切りラインにしてやればいいのです。

 

そうすることで、それまでのルールよりもタイトかつ効率的に損切りポイントを決めることが出来るのです。

ボラティリティに対応するには・・・

相場のボラティリティは常に変動します。
ボラティリティが大きい時は、勝ちトレードであっても最大逆行幅は大きくなる傾向にありますし、逆にボラティリティが小さい時は負けトレードでも最大逆行幅は小さくなります。

 

こういったボラティリティの変動を無視して、各トレードにおける最大逆行幅の絶対値だけを使って損切りポイントを求めても、正確な損切りポイントは求められません。

 

ではどうやってボラティリティに対応するか?

 

できる限り簡単にボラティリティを反映させるのに役立つのがATRです。
その使い方は、各トレードの最大逆行幅をそのトレードのエントリー時のATRで割って正規化させてやるのです。
そうすることでボラティリティに関係のない最大逆行幅を求めることができます。

 

最大逆行幅は、トレードにおける「守り」をより強固にするのに役立ちます。
「最もうまく負ける人が最後は勝つ」という名言もあります。
是非活用してみてください。

 

 

参考文献
損切りか保有かを決める最大逆行幅入門
伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術
売買システム入門 − 日本初!これが「"勝つ"トレーディング・システム」の全解説だ!

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