リスクリワードレシオと勝率と期待値|FX専業トレーダーのサイト!

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リスクリワードレシオと勝率と期待値

負ける時に失う金額よりも、勝った時に得られる金額が多いほうがいい。
そして、勝率も高いほうがいい。

 

理想的なトレード手法です。

 

しかし、こんなことが可能なのでしょうか・・・?

リスクリワードレシオ

 

1回もしくは複数回のトレードで、勝った時に得られる金額(pips)と負けた時に失う金額(pips)の比をリスクリワードレシオといいます。

 

例えば、とある手法では損切りを10pips、利益確定を30pipsとしています。
この場合のリスクリワードレシオは下の計算式で算出されます。

 

30pips÷10pips=3

 

つまり、勝ったときのpips÷負けた時のpipsですね。
この数字が大きければ大きいほど、負けた時よりも買った時の方の取り分が大きくなり、優れた手法であると言えます。

勝率も一緒に考えよう

リスクリワードレシオの高い手法を考えるのは非常に簡単です。
損切りを浅めに設定して、目標とする利益確定のポイントをかなり遠目に設定すればいいだけの話だからです。

 

しかし、それだけでは利益が出せるかどうかわかりません。
リスクリワードレシオだけでなく、「勝率」も考えないといけないからです。

 

先ほど例に出した、損切りを10pips、利益確定を30pipsとする手法で再度考えましょう。
もし、この手法の勝率が30%だったらどうでしょうか?

 

勝率30%として10回トレードをやった場合は、理論的には3回勝って7回負けることになります。

 

その時のトータルの戦績はというと、

 

30pips×3−10pips×7=20pips

 

10回トレードして20pips取れたことになります。

 

大したことない数字に見えますね。
そうです。リスクリワードレシオが高くても、勝率が低ければそんなに優れた結果とはなりません。

 

「それならリスクリワードレシオが高くて、勝率も高くすればいいんじゃないの?」
そう思うことでしょう。このページの冒頭に書いた願望のようです。

 

しかし残念ながら、多くの場合、リスクリワードレシオと勝率は反比例する傾向があります。

 

勝率を上げようとすれば、リスクリワードレシオは下がりますし、逆にリスクリワードレシオを上げれば勝率は下がるのです。

 

この相対する要素であるリスクリワードレシオと勝率の両方を如何にして高くするか・・・。これがトレーダーの技術と言えるでしょう。

結局は期待値で考えよう

期待値とは、1回のトレードでいくら(金額でもpipsでも)得ることができるのかを統計的に算出した数字です。「統計的」にと言っても、決して難しい話ではありません。

 

例えば先ほど例に出した、損切りを10pips、利益確定を30pipsで勝率3割の手法で考えると

 

30pips×0.3−10pips×0.7=2pips

 

この手法では平均すると1回のトレードで2pips取れる手法であるということになります。
ここで大切なのは、リスクリワードレシオや勝率云々を考える前に、期待値が「正」の値であるかどうかを確認することです。

 

期待値が0よりも大きいということは、その手法に優位性があることを証明します。
つまり、その手法を続けていけば、利益が出るという意味合いになるのです。

 

しかし一方で、期待値が「負」の値ということは、トレードをするたびにお金を失うことになります。
これはトレードをするだけ無駄な手法と言えます。

リスクリワードレシオを選ぶか勝率を選ぶかはその人次第

多くの投資本では、リスクリワードレシオを高めに設定しなさいと書かれています。
私はこの考えに賛同できません。

 

リスクリワードレシオが高くて勝率も高ければもちろん賛同できますが、そんなことはまず無理です。リスクリワードレシオが5で勝率が20%という手法もザラにあります。

 

勝率2割ということは、ほとんどの場合で負けることを意味します。
そして稀にホームランが出て、それまでの損失を上回る利益を出すことになります。

 

これを言うのは簡単ですが、実際にやれるでしょうか?
5回に4回は負けるとわかっていてエントリーできるでしょうか?

 

私の経験上、高リスクリワードレシオ・低勝率の手法は精神的にキツいものがあります。
負けが連続すると気が滅入ってきますし、ルールを破ってしまう可能性も高まります。

 

いくら勝てると言っても、ストレスの溜まるトレードを続けると、いつか精神的に破綻します。トレードでそんなに無理をする必要はありません。

 

低リスクリワードレシオで高勝率でもいいのではないでしょうか?
私はずっとこの戦略を実践しています。

 

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